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最新記事【2008年07月12日】

メタボリックシンドロームの対策として、厚生労働省が健康保険組合にその対策を義務付けました。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、内臓脂肪型肥満を共通の要因として、高血糖、脂質異常、高血圧などが引き起こされる状態です。そして、それぞれが重複した場合、命にかかわる病気へと進んでいくこともあります。

そこで厚生労働省は、2008年度から、メタボリック・シンドロームの予防と改善を目的とする、新しい健康診断の制度を導入することを計画しました。

具体的には、健康保険組合に、メタボリックシンドロームの対策を義務付けました。

メタボリックシンドロームは、食べ過ぎや運動不足などの悪い生活習慣の積み重ねが原因となるため、生活習慣の改善によって予防・改善ができます。

メタボリック・シンドロームの予防対策をしていない健保組合には、国からの助成が出なくなります。

また、一定期間内の減少率が国の基準に達しなかった健保は、罰金というペナルティが課されるようにもなるようです。

厚生労働省は、このままでは医療費で国がつぶれてしまうという恐れがあると見て、将来の医療費負担を抑えようという狙いがあるのでしょう。

メタボリック・シンドロームは、生活改善のきっかけとなるべきものですので、厚生労働省が「メタボリック健診」をを導入したことは、大変意義があります。

メタボリックシンドロームの予防や対策には、まず自分の毎日の食事を見直すことが大切です。

今までなにげなく食べてきた食事ですが、含まれている成分は食材によってかなり違っています。

ダイエットをメタボリックシンドロームの改善や対策のために行う場合には、食事を作る時に使う食材の特徴や量についてよく知っておくことが重要になってきます。

食材には、カロリーやコレステロールが多く含まれているもの、カロリーが低く食物繊維が多いもの、ビタミンが豊富なもの、などいろいろあるからです。

また、ごま油など植物に含まれる植物性油や、魚に多く含まれている不飽和脂肪酸の魚油などがあります。

不飽和脂肪酸は体に良い影響を与えることが多いので、メタボリックシンドロームのためだけではなく、普段の食事から摂る必要があるといえます。

魚に含まれるEPA(エイコサオエンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、食事から摂ることによって、中性脂肪を減らしたり、体に脂肪が付きにくくしてくれる働きがあります。

メタボリックシンドロームの人の食事には、EPAやDHAは、できるだけ積極的に取り入れたい成分です。

また、植物を原料とする植物性油には、リノール酸とオレイン酸という2種類の代表的な油があります。

2種類とも体内でコレステロール値を下げる働きがあります。しかし酸化すると、善玉コレステロールを減らしてしまう場合があります。

リノール酸はごま油やマーガリンなどに含まれている脂質ですが、酸化しやすいという特徴があります。

それに比べてオレイン酸は酸化しにくく、リノール酸より体に優しい働きがあります。そのことから、食事で摂取することについて、最近特に注目が集まっています。

不飽和脂肪酸は、肉やバターなどの動物性脂質に含まれている脂です。不飽和脂肪酸の摂取量は、食事からごく少量摂れば十分足ります。

しかし現代の食生活では、この不飽和脂肪酸を多く含む食品が使われることが多いので、つい摂取量も過剰になってしまいがちです。

特にメタボリックシンドロームの人や肥満の人の食事の場合、不飽和脂肪酸を摂りすぎると、動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。

しかし、動物性食品にはたんぱく質やビタミンなども多く含まれていますので、まったく食べないという必要はありません。

メタボリックシンドロームの人やダイエット中の人には、不飽和脂肪酸が多く含まれる食材を上手にコントロールした食事がポイントといえます。

メタボリックシンドロームと特定健診の関係とは?

保健指導っていったい何ですか?

特定健診は、これまでの健康診断とどう違うの?

最近ニュースなどで、特定健診や保健指導などについて耳にする機会が増えてきました。

しかし実際はよくわからないというのが、本音なのではないでしょうか。

特定健診(健康診査)や保健指導は、平成20年4月からの後期高齢者医療制度をはじめとする医療制度改革の一環としてスタートするものです。

メタボリックシンドロームの概念を導入した新しい健診制度で、40歳から74歳までの方が対象となります。

この健診制度が始まった理由は、医療費の増加と生活習慣病にかかる患者数の増加です。

日本の医療費は年々増加しています。平成17年度には32兆4000億円と、厚生労働省によって発表されました。

これは平成13年度と比べると、2兆円も増加しています。

医療費の増加と関係が深い生活習慣病にかかる患者数は、高血圧性疾患の患者が約780万人、糖尿病の患者が約250万人と、8~11%も増加しています。

メタボリックシンドロームの基準に当てはまる人やその予備軍は、生活習慣病の予備軍でもあります。

平成17年度の調査によると、40~74歳でメタボリックシンドロームが強く疑われる人とその予備群と考えられる人の数を合計すると、約1,900万人と推定されています。

特定健診は、このような医療費と患者数の状況を少しでも改善するためにスタートするものです。

メタボリックシンドロームの予防と対策と改善~8つの対策

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